DIARY
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...... 2009年06月18日 の日記 ......
■ また朝から [ NO. 2009061801-1 ]
出ちゃいますた
まあそんなわけで今日は木曜でフリーな日なわけですわ。
で、昨日の段階で今日の1081、1080は原色というのが分かってたんですな。で、3時過ぎ、どうしようかムチャンコ悩んだんですわ。どうすっかな〜、さすがに今週は行き過ぎだべ・・ってのと、原色だしな〜というわけで。
で、結果
行っちゃいますた。
4時半頃ウチを出て現地へ。
外へ出た瞬間「また露出が・・・」とうんざり。
現 場へは程なく到着。途中バスの営業所の前を通ったら、4時半過ぎにすでに点検作業してましたわ。いや〜大変やね。でも火曜の早朝撮影で、前の会社のトラッ クと何台もすれ違ったんですわ。時間にして5時過ぎ、ってことはあのルートさん達って3時頃起きて4時頃出社してトラックに乗って工場まで行ってもの積み 込んで出てくるってことにならんかね?と。結構17時頃とかまでいたから、一体あのルートさんたちの勤務時間って何時間なんかねぇ?
で、現場へ到着。測光すると
無理矢理で1/350の開放
まずい・・・
その後一段露出が上がったもののここでチェックメイト。
やっぱし1073号の原色ですわ。
カメラが傾いてたんでないべか・・とか若干心配になりつつ即引き上げでウチへ。今日は早朝にこれ以外特に用事がなかったもんでのぉ。
で、それから寝たっつーわけですわ。
起きたのは13時半過ぎでとっとと準備。んで14時半頃出発。ハハ・・完璧病気やな
今日は原色っつーことでちょっとだけ背伸びして一番町へ。いや〜札幌から出て1080を撮るのはめっちゃ久しぶりや。Bなら出る気せんわな。
Aならフィルムで撮影、原色ならちょっとだけ遠出、Bなら・・・コンデジで撮影っすな。
すると現場にここで会うのは3回目のお方が。
寒い風の中なんとかキャッチ。当然原色が本務で補機がA赤1165。お久(「おきゅう」と詠まないように)ですなぁ〜コイツ。
で、まあ特に他に修臨があるわけでもなし・・と言うことで久々に回520を狙うことに。
でも時間までまだ1時間10分はあるわけですわ。で、そのお方もそれ狙いだったもんで、しばら〜く地べたりあんで談笑ですわ。それにしても風がつおい。まあまあ、照れば強風、風が吹かなきゃ降ってる・・・ふざけんなクソ天気め。
それにしてもルピナスがものすごい咲いてる場所ですわ。ということで、本命の前に思わず久々に731でシャッターを。コイツにカメラ向けたのなんて何ヶ月ぶりかしら。当然ルピナスメインで731はボケボケな状態ですわ。
んで711の撮影。
今日もあったその人も身体の理由で仕事がないんだとか。そう、この世の中健康男児以外仕事がないのよ〜ん。ちょっとでも問題のあるやつは相手にされませんからな。
撮影後、9035も撮ろうかと思ったものの、めんどくさくなって却下。というか露出がそこまで持つわけがないと判断したわけで。
後は道草もせず帰ってきて終了という人生でしたわ。ほんと火曜木曜フリーなパターンってすることなくて困るんよね。
さてさて、北海道新幹線が札幌まで延伸してきた時の経済効果が550〜650億円という試算が出たんだそうですな。
ただ、コレには新幹線が360km/hで札幌ー東京を結ぶことで東北などから移住してくる人が増える、各企業の支店が増える、北海道の人の行き来が増える、雇用が生まれる等々ばら色のことばっかしが計算の式に入ってるんだそうですわ。
ただ、そのヒカリの当たってる部分の後ろに出来る影というものはワシは決して小さく、薄くないと思うし、むしろそっちの方が大きいのではないかとすら思うんですわ。
この試算はプラス要因ばっかしなんですわ。マイナス要因がまるでないし、「札幌への経済効果」としているのが問題なんですな。
じゃ、稚内は?紋別は?根室は?はたまた利尻、奥尻は?なんか効果あるのかい?となれば、そりゃ札幌に入ってくる人が増えれば多少なり足を伸ばしてということにもなるかもしれない。しれないんだけども、逆に今の旅行スタイルだとそうなるか?というのがあるんですわ。
そ してここで重要なのは前例なんですわ。東北新幹線が盛岡まで来た時、盛岡に支店を構えていた企業がいっせいに撤退して仙台に移ったりしたんだそうです わ。ってのは、支店の店舗を構えているよりも、社員を新幹線でいちいち向かわせたほうが安くなるからってことなんだそうですな。そして新幹線には不思議な ルールがあって、前にも何度か言ってると思うんだけども、新幹線を敷いた区間の平行在来線は原則廃止か私鉄化しなさいというルールがあるんですわ。ようは JRは手放しなさいってことなんですな。これはおそらく国鉄時代の名残の決まりごとだと思うんですわ。だってJRは民営化してもう20年もたつわけです な。いち企業なわけですわ。だから見方を変えればなんでいちいちJRという企業の新幹線に国の決めた法律がまとわりつくのかってことなんですわ。だって ぶっちゃけ線路を何本もっていようと国には関係ないわけですわ。そうしたカビの生えた法律が未だに生きているというのもどうかねと思うんですな。
で、 それから行けば、現在のところ私鉄、まあ三セク化されたところを見ると、要するに採算の取れるところが優先で、あとは地域における重要性が二の次になって るんですわ。とするならば、ルート上になる倶知安方面の函館本線はせいぜい採算の見込めるのが小樽ー余市まで。なので函館本線は余市から先、長万部までが 廃止となる可能性の方が大きいんですわ。そして線路が取られることで地域がどんどん衰退していくわけですわ。鉄道の果たす役割というのは、最近は採算性ば かりで何でも判断される時代だけども、決してそんなことはなく、地域間を結んでいる、線路でつながっているということに非常に重要な役割を担ってるわけで すわ。そして線路は残りますわ。でもそれはたぶん新幹線は早いもの、早くなければ意味がないというなわば、駅をむやみやたらに作れるわけもなく、おそらく 倶知安に駅が出来るくらいだと思うんですな。ということは、そこに線路があってもみんな猛スピードで通過するだけなんですわ。
さらに、トンネルを 掘削するに当たってあの倶知安やニセコといった地区の豊かな自然が見えないところで傷つけられるわけですな。だからたとえば湧き水が枯れたり汚れたり、温 泉が出なくなったりというあの地域の重要な産業である観光という分野に大打撃を与えかねないわけですわ。
さらに驚くのが、長万部ー新函館の工事が未定なんだとか。
そもそもなんでいきなり札幌ー長万部の部分着工というものがすでに決定済みだったのかと思うんですな。確かにすったもんだしてたのは知ってるんだけども、いつの間に?と。そして道民はそれを望んだか?と思うんですわ。
そ して、この経済効果の試算には「東京ー札幌」ということで、東京を結ばれていることが前提になってるにもかかわらず、間がまだ未定なんですわ。ということ は、要するに札幌ー長万部にだけ新幹線が走ってるというなんとも奇妙なことになるわけだし、乗客は長万部にはハッキシ言って用がないんですわ。函館に用が あるんですわ。なのに、今までたとえば函館に行こうとするならば、札幌から特急に乗ったらそれっきりだったものが、おそらく特急が廃止されてしまうと思う わけで、そうなるといちいち長万部で函館行きの特急に乗り換えるという手間が発生するわけですわ。そしてタイムロスも発生するわけですな。これにはほんと にビックリですわ。であるならば、何のために新幹線を通すのよ?ということになってくるわけですわ。まあ知事の面子、関わってる連中の名前が歴史に刻まれ るため、私欲のためだというのは明白でしょうな。
さらに、この札幌ー長万部のほとんどをトンネルで結ぶと言ってるんですわ。まあ予算云々もあるんだけども、そのトンネル掘削の高い技術を持ってるにはゼネコンの連中なんですな。となれば、地元に金が落ちなくなる。これもおかしな話ですわ。
こ の北海道新幹線というのは、もう函館まででやめて、それ以上作らないとすればよかったんですわ。片方じゃ鉄路やバス路線すらも取り上げられる自治体が北海 道にたくさんある中で、新幹線なんぞ作ってる場合かと思うんですわ。そしてますます札幌の一極集中化が進んでしまって、道内の中小の地域というのはますま す衰退、空洞化していくはずなんですわ。であるならば、その分の金をそうしたところへ回すだとか、道民の生活の足をきちっと確保するだとか、そういうほう へ回したほうがよっぽど有効利用だと思うんですわ。年何回飛行機に乗って東京へ行く?となれば、多くの人はそんなには行かないと思うんですわ。じゃ、誰が 新幹線に乗るの?となれば誰よ?となる、そしてJR北海道には金がない、金がないのに今後路線の建設や維持管理、車両の維持管理、車両基地の建設等々莫大 な費用がのしかかってくるわけですわ。そういったこともどうするのか?そして平行在来線だからといって線路を、生活の足を取られた住民はどうしたらいいの か。タダでさえ都市部と違って人々の足は確実に鉄路からマイカーに移りつつあるというのにいまさら新幹線を敷いてどうするんだと。
そしてワシが思 うのは、鉄道が急に新幹線で遠くへ行く人は乗るけども、中小の距離だと線路はないし、料金は高いし、不便だしということになってますますマイカーに足が流 れてしまうんではないかと思うんですわ。そうなれば、極端な言い方をすれば、二極化されてしまうんではないかと思うんですわ。長距離の移動は新幹線だけ ど、新幹線の通ってるような場所へは今度線路がなくなったり、規模が縮小されたりで不便になるから鉄道は移動手段からはずれる、我々の鉄路じゃないとか、 地方なら線路は都会の人の使うものだから・・・ということになってしまうんじゃないかと思うんですわ。
そうしたマイナス要素というのは一切この試 算には含まれてなくて、ばら色の部分、光の部分だけをアピールしてるんですわ。でも夕日と一緒で、そのヒカリは強いかもしれないけど斜めから注してるん じゃないかい?ヒカリが斜めに注すと影は後ろに長く伸びるんだよ、そしてヒカリが強いほど影って濃いんだよと思うんですわ。
さらにこの試算は国民の所得が増えるだとか、今の状況では想像もつかないような話まで入ってるんですな。机上の空論もここまで過ぎるとあきれ果てるしかないという感じがしますな。
最後に。さらにあきれるのが、新幹線を建設するに当たっての理由で、新幹線は雪にも寒さにも強く常に定時運転が出来ることでしっかりとした足を確保できるというようなことまで言ってるんですわ。
で もちょっと待てよと。内地のちょっとした雪やら台風、大雨、強風でも遅延や運休がバクバク出るものですわ、そして北海道には北海道専用の耐寒型の車両が 入っているにも関わらず、冬になるとポイント不転やら吹雪、着雪、積雪で列車が度々乱れて、「冬こそJR」というセリフが「冬こそマイカー」になりつつあ る、そんな中で、か弱い新幹線を連れてきたところでまともに走るか?北海道の自然をなめすぎ、状況を知らなさ過ぎなんじゃねえのかい?って思うんですわ。 走らせてから「やっぱダメでした」は困るなんてもんじゃないんですわ。ましてや走る区間は道内でも有数の豪雪地帯。もしトンネルが建設費削減でほれなく なったりして地上部分が増えたり、そもそもが地上部分という区間だってあると思うんですわ。そうしたところの線路維持というのは今まで以上にかかってくる はずなんですな。そしてそれを維持管理するのがJR北海道となるわけですわ。JR北海道、これを決めた首都圏の金のあるJRとは事情がまるで違いますな。 ということになれば、新幹線にコストがかかるからといって、地方路線の切捨てすら行うかもしれないわけですわ。
そうなれば、JR北海道って新幹線専門の会社なの?ってことにもなるわけですな。
だ からこの北海道新幹線というのは全てがおかしいんですわ。計画当時と事情がすでに大きく変わっているというのにまだその古い話をしているわけですわ。そし て人口現象の世の中に入った今、乗る人、乗客になりうる国民の絶対的数値だって確実に減るわけですな。それでもまだ作るのか?と。それよりも地域にとって 重要な交通網を確保したり、それ以外の必要としていることに回した方がいいのではないかと思うわけですわ。同じ金を使うのでも、身の丈にあった使い方をし ろと思うわけですな。
そして会議を開いてもその場には建設推進派とか、新幹線建設にとってプラス要因にしかならない人材しか集まっていないというのも問題だと思うんですわ。誰も行き過ぎた議論でもちょっと待てと待ったをかける人がいないわけだから。
そ んな中で決まった北海道新幹線、確実に道民の借金が増えるわけですわ。道民の本当の声を聞かない、ほんとに必要なことをしてくれないで余計なことばっかり してるわけですわ。そうであるならば、ワシはこんな北海道に住みたくないし、こんな国にも住みたくない、国民や道民であることが恥ずかしい、そういうこと だって思うし、国や道、札幌市にも今まで以上に失望してしまいますな。
ま、お上と言われる連中は一体何やってるんだと、現場の状況をまるで把握しないで気丈の論ばっかりで世の中を動かしているという実態、このツケはでかいと思いますな。
No.(1561)
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