DIARY

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...... 2018年09月06日 の日記 ......
■ こんなの・・・はじめて・・・・   [ NO. 2018090601-1 ]


こんばんは、とりあえず生きてたレカ郎氏です。

ま、とりあえずえれー揺れだった。未明のあの大震災。もうこれは震災と言っていいでしょ。
作業が色々あって遅れてたもんで、ちょうど震災当時は5日のこれをどう書こうかと思案してるところだったわけだよ。そしたらなんかゴロゴロゴロって言うかドドドドドって言うような振動というか音がしたわけ。振動的にはバイブみたいな感じ。なんだこれは?とその時分かんなかったんだよ。そしたらガクガク揺れだしたんだけどそれでも何事か?って感じだったわけ。で、そこまで行けばすぐ「あ、地震か」って理解出来た時にはもう遅くて、いきなりだったもんな。なんつーか肩つかまれてガクガクガクって揺さぶられてるような感じ。かなり破壊力の高い揺れだったんだよ。普段なら立ちあがって倒れそうなものなんかを抑えるんだけど今回は体制が悪くてダメでさ、立ち上がる前にあれやこれや崩れてくるし、揺れてる間照明はチカチカなるし。いや〜あんなひでえ揺れは生まれて初めてだったな。北海道南西沖、釧路沖、そして東日本大震災って経験してっけどあれは1番だった。震災で倒れたりしなかったものが倒れたもの。あっという間に部屋がむちゃくちゃになってさ、それでもタンスの前って結構ヤバイところにいた割にはセーフだったな。後で見たらタンス動いてたけど。その動いたタンス戻そうと押しても動かないんだぜ。

で、いや参ったなと思ってとりあえず片付けしなきゃならんわけじゃん。で、作業スペースを取りあえず確保しなきゃなと作業スペース開けてる最中に大体20分くらいしてからかね、突然真っ暗に。ただ立ち位置がわかっていたこと、部屋のあちこちにライトを設置してあったことで、ここだったらあそこにライトがあったぞと手探りで取ってそれを点けて、ちょうどこの前使ったばっかしのLEDランタン2個を出して点けたもんで明かりはすぐに確保できたんだよ。ちょっと作業したんだけど、とりあえず真っ暗でなんも見えないし、余震で時々揺れるもんでヤバイし明るくなってからにしようってんでその場を離れて家の周りを見て回ったんだよ。幸いブロック塀が崩れたり、家にクラックが入ってたり、ガスとか水道とか灯油の管がずれたり外れたりってのはなかったんだけど、ふと空を見たらまあ札幌じゃ見たことない満天の星空が不気味に輝いてるわけだよ。
そのうち夜が明けて来たわけだが、なんか道行くクルマの片方の車線だけバシャ〜って水の音がするわけ。もしや・・・と思って行ってみると路面とマンホールから水がゴボゴボ湧き出してんだよ。あ、これやべーやつだと思ってすぐ帰って風呂に水張ったんだけど時すでに遅しで濁水になってんだ。あ〜飲み水の確保はダメか・・・と。いやね、今は濁水でも出てるから便所とかで使えるでしょ。で、それを直したりなんなりで断水する可能性があるだろうと思って風呂にすぐ水張ったわけさ。

で、明るくなってからワッチャワッチャになった部屋の片付けを開始したわけだが、今回はプラモなんかの被害が相当出たな。ケースごと逝ったもの。ただ数個崩れずに残ったのもあるからね。で、特徴としては大体崩れたところ、高さにして1.2m前後以上の高さに積み上がってたものは大体逝ってんだよ。これが生死を分けたラインだったんだろうな。他の場所、本なんかもそうだもの。

で、まあもくもくとやるわけだが、とりあえず今プラモの損傷確認やら修繕したってしょうがない、またでかい余震でも来たらせっかく直してもおなじことだと思って、とりあえず何グループかに分けてごちゃまぜにして保管することにしたわけ。その間も1回緊急地震速報出て身構えたものの、それはそんなでもなかったんだよ。

で、ワンセグで情報集めたりしてたわけだが、バッテリーの問題があるなと思って消したんだよ。停電まで台風のこともあったもんでケーブルつないでたんだよ。なもんで停電でバッテリー使用開始だったのが幸いだったな。下手すりゃ3、4日充電しねえこともあるし。

4、5時間かかってとりあえず片付けるだけは片付けて、それから寝てないから寝ようとしたんだけど寝れないわけさ。時々ズシンって余震も来るし。もうなんだかね、あの揺れてる最中の光景なんかは一生トラウマになるだろうな。

で、午後はと言えばずっとラジオで情報収集なわけだよ。いや〜普段から携帯ラジオ使っててよかったわ。みんな今携帯ラジオすら持ってないってのが多いから、スマホ使ってラジコでラジオ聞いてたなんてのも少なくないわけだけど、スマホだからバッテリー食うってんでそれもままならなかったらしいんだよ。
携帯ラジオは全然、2日つけっぱなしでも単四の電池1本で余裕だったからね。まあワシの場合スピーカーで聞かないでイヤホンで聞いてるってのも長持ちの理由なのかもしらんけど。

いつ停電復旧するんだと待ってたんだけどその日は復旧することなく、日が無情にも沈んで行くわけだ。
そしたっけさ、日暮れたらほんとに真っ暗なんだよ。その日はろうそくですごしたわけだが、キャンプならキャンプってことあるし、キャンプ場だって便所ぐらいは明るいわけだよ。全部真っ暗闇だから。
ただ、国道の交差点より向こう側とか比較的近くでは早々と電力回復してたわけ。だからもうすぐかと思ってた物のその日の回復はなかったんだよ。

何度か外に出て様子を見に行ったんだけど、真っ暗だから、明るいライトとはいえチャリのライトで照らすと電柱の巻きつけてある反射板がズラっと向こうの方まで反射するぐらいなわけだ。ライト当ててない部分を見ると真っ暗闇だし。

で、外も真っ暗なもんだから、部屋ん中も消灯してる状態とは違うわけ。そんな中ランタン2個の薄明かりの中、他にすることもないからラジオで災害情報聞きながらぼ〜っと座ってるしかないわけさ。その間も緊急地震速報が今鳴るかもしれないとかかなりブルってんだよ。
そのうちうつらうつらしたりもするわけだが、余震でガクンと揺れてビクっと目覚めるわけ。そんなのが一晩だもの、だんだん気狂いそうになって来るんだよ。

ま、ほんとこの状態いつまで続くのやらって感じだな。まさか、まさかワシが震災被災者になるとは思わなかったもの。
でもこれで北海道から九州まで被災地はまんべんなくいきわたったって感じんなのかね。
一丁前の日本人は震災被災者にならないと一丁前の日本人じゃないって感じか? いやだよそんなステータス・・・。


No.4894

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