DIARY

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...... 2005年09月16日 の日記 ......
■ 羅臼2   [ NO. 2005091601-1 ]
本日も羅臼ですよ〜。ってか今日で最後やな。明日の今頃は帰路についてるはずですがな。

さて、今回は、昨日の続きから。もう書かずにはおられまへん。
昨日、日記の更新を終え、店にただ1つのノートを8氏にバトンタッチ。するとしばらくして
「パラリラパラリラ・・・・」って音が・・。しかし、つきものの爆音がない・・・。
と 思ったらなんと、チャリだった。そう、デコチャリである。ここ羅臼の中学生はすごいよ〜。自分でチャリにバッテリー積んで配線も飾りも全部自分たちでつ くってやって、ホーンまでつんで暴走チャリにしておる。それをなんでも店にいた近所の人に来たら、8キロほど先から乗ってくるらしい。毎日充電してくると のこと。しかもそのおっちゃんが、べたぼめしてみたら、ものすごく照れててかわいかったらしい。
う〜ん。土地柄を感じますな〜。
都会じゃ 大人もびっくりなことするどうしょうもないおませなガキ共が多い中、ここじゃゲーセンもない、あれもないこれもない、あるのは鹿のくそだけっていうとこ ろ。だから自分たちで考えて作ってってやっとるんやね。一見アホなガキ共に見えるが、すごいと素で思うよわしは。その技術が将来ものすごく役立つかもしれ んじゃん。電気配線なんて早々自分じゃ出来んよ。わしだって無理。それを中学生ながらバッテリーから自分で全部配線して、暴走バイク風のパーツも作ってつ んでくるんだから。

それと、そのおっちゃん(今来店!)が言うには、そのべたぼめしたとき、ホットドック食ってたらしい。かわいいね〜♪。

さて、そのあと、ホテルに戻った。いや、ホテルという名の廃屋やな。ありゃひどい。ひどすぎる。実際、暮らしてみてびっくり。わやだ。

まず、わしの部屋は・・・洗面台があるんやが、蛇口のパッキンが逝ってる。だからタラタラ出てて止まらん。カビくさい。
ん で8氏の部屋は、天井に雨漏りを予感させるしみ、壁にひび(それはわしんとこも同じ)、虫キングは死んでる。部屋で新しいものといえばTVぐら い・・・・。でも、人間、あまりにもどん底に追いやられるともう笑いしかでないですわ。8氏と無意味にゲラゲラ笑っておったわさ。

そういやわしの部屋のTVはリモコンがない!。これじゃわしの家の部屋のガチャガチャTVとかわりまへんで。やっぱCDラジカセもってきててえがったえがった。もちろん大活躍ですがな。

さ、温泉に入りましょって行ってみたら、これは開拓記念館に展示してある建物か?って思うほどの長い廊下を歩き、いくと、入り口が狭い、低い。ってか、風呂の壁、これじゃドリフのセットのようながわしかないようなもん。蹴ったら倒れちまいそう・・・。

しかも窓あけっぱなのに網戸がない。だからクモ王国だがね。おっかなすぎ。
んで風呂に入ってみると、薄暗い、なんか汚い、床滑りすぎ。最初の一歩でつるりんっていくとこだったわさ。

湯船は3つあった。ってか3つ目は最初気づかなかった。最初、でかい湯船に入ってみる。う〜ん、ちょっとぬるいがまあええか。んで隣のちょっと狭めの湯船に足を入れて立ってみる。

ぬわわ〜あっちーな!!!

我慢しようと思ったが我慢できなくてたまらずリタイヤ。ありゃひで〜。

んで、一番奥に岩があったので、行ってみると、まず電気がついてない、床掃除してない、で勇気を振り絞ってお湯に触ってみる・・・


あちーなあほ!

ってくらい熱い。んなんで入れるか!そのわりには、「日高産の岩です」って書いてあるし。せっかくだけど入れませんわ。

しかもこわい。こわすぎる。


とかいっときながら、何気にその後。2回も入ってしまったワシだった。

部屋に行ってもすることがなく、仕方ないので、こんなことありえんのだが、調査した内容をまとめる。つまり勉強だがや。もちCD聞きながら。

10時半に、体も頭も洗ってなかったので、もっかい風呂に。ってこんな時間から無人かよ!

無人だとやったらおっかない。女湯からも人の気配なし。いや〜恐怖体験ですわ。

そんななか、頭洗って体洗うんすよ!冗談じゃないっすよ!

早々に退散し、部屋でアドバンス。ってか腐るほどやっちまった。
なんだかんだでぼさ〜っとしてる間に時は過ぎ、2時半にねるべと思ったらなんか寒い。いや〜風呂が恋しい季節になってきたもんですな。
おっかないのでどうしようか迷ったのだが、部屋に暖房がない、もっかい入っておきたいの欲求には勝てず、スタコラサッサと風呂へ。

って、さっきの廊下、電気消すなよ!こえーよ。(窓から星はきれいだけど)

ぜってーだれもいねえよと思いながら、行ってみるとやっぱし期待通り無人。しかも岩風呂方面、電気さらに消さない。というか、そっち入れる気なくねえ?

早々に退散。あんまあったまってねえな。

んで寝ましょ。裏が川なので当然、一晩中ザーザーうるさい。ココは某厚別か!

朝、朝風呂に入りに行く。やった、1人おっちゃんがおるで。いや〜他人でも心強いですな〜。

その後、今日の8氏の調査へ。その前にカメラを持って浴室へ。思わず写真撮っちゃったがや。レンズ、ファインダーがくもってひどかったけど。それにうまくいってる保障なし。

ま ず、観光協会へ。ワシの調査先の超えらい人から紹介してもらってこれまたどえらい人の元羅臼町長で現観光協会会長さんの話を聞きに行く。わしが行っても しゃーないのでお留守番。の合間にわしは持ってきたナイトライダーのプラモを塗装。こんなとこまできてスプレーっすよ。しかもブラック。

それをシューして、マスキングするやつはその場でやって塗装。道の駅の端っこのほうとはいえ、なにしとるんやろうね〜。(自分で言うな)

待てど暮らせど8氏が帰還しないから、仕方なしにワシは、えさを食う。
昨日の夜、もう資金が極限になってきたので、エサを節約するため買った6枚入り食パンとピーナツクリームを塗り塗りして食う。昨日1枚食って今日2枚食っちゃった。

8氏が戻ってきて、話してくれたどえらい人が漁協にアポとってくれて急遽話はできないが、資料だけはくれるってことで行く。しかし、13時まで担当者がいないとのことだったので、とりあえず近場のヒカリゴケの洞窟へ。

あんま光ってねえべ。

そのあと、漁協によって資料をもらってからどーする?ってことに。調査先がもうないとは・・・。

とりあえず近場の展望台を目指す。ものすごい坂をオデッセイにがんばってもらう。う〜ん、前のおばちゃん連中のカローラが邪魔とはいえ、2速でも厳しいわ。これなら家のノアだったり、この前のフィットアリアだったりしたら・・・。

展望台からはすばらしい景色。海を見れば遠くは国後が見え、後ろを見れば羅臼岳がその堂々たる姿を雪渓をところどころに抱きながらどっしりと構えている(ちょっと自分でもええこと言った?と思ったり←てめーで言うなって))

展望台から降りて、今度は近くの川原へ。魚はいるかな〜と思ったらちょっと遅かったのか、サクラマスとか、カラフトマスが川底でゴロゴロ死んでおった。ってか河川敷、シカのくそだらけやねん。

とりあえず、今度は間欠泉を見に行く。2時間待ちとか言われたが、暇やったので、とりあえずくだらん話をしながら待ってみる。(調査じゃないわもう)
すると、ゲラゲラ笑っておった20分過ぎあたり。なんの前触れもなくいきなり吹き上がった。いや〜ラッキーやったわ。そういや、待ってる間、足元を見たら蛇の抜け殻が・・・。
熊も出るらしい。

帰り道曲がり角を曲がったらいきなりシカの親子が・・・。おいおい、車じゃなく徒歩なんやからおそってくんなよ。

そのあと、ビジターセンターへ行ってみる。今日もがんばってワシらの同級生が働いておった。まあ、タダで宿泊してるんやしね。ってか彼らはまだ間欠泉が吹いてるところを見てないらしい。今月はじめから調査に入ってるのにね〜。

そこで、何処がお勧めか聞いてみると、郷土資料館がええとのことやったので、いってみるかって事に。
しかし、ワシが久々に運転から開放されてから地図を見たら、羅臼湖ってのがあるってことを知る。とりあえず行ってみるべってことで、ビジターセンターの学生の案内に見事に逆らっていてみることに。

ってか知床峠にもうちょっとってところまで上がるんかい!ナビとか地図じゃいまいちわからんかったけど。

おかげで燃料が減ったわさ。明日釧路まで出れるかな〜残り半分で。

何処かな〜と半分路駐状態で行ってみると、獣道やないの!!
一応入山者カウンターは着いてたけど。

まて、入山?

いやな予感は的中。観光地用に遊歩道でもあって気軽にルンルン♪といけるのかと思っておったらなんと、立派な登山。ハイマツをかきわけ、半ば道なき道をそれもヌルヌルの地面を歩く。ってかすべる。

木がごつごつ地面にはってるし、こりゃ登山だわさ。まあ、かばんに食パン(ワシの食料)とお茶(2L)は入ってるけどさ。

途中、やっと案内板があったので見ると3キロ先・・・。おい、普通に3キロって遠いのにこの山道で3キロやで!
景色はなまらええらしいがそれを見て即却下。数百メートル先の1の沼ってとこに行ってみる。

そこにはうわ〜って景色が広がっておった。沼もええが、ハイマツとダケカンバのかもし出す絶妙な景色・・・。
2枚写真撮って終了。フィルムがね。
と、会話が途切れたら景色以上の感動が・・・。

ものすごいシ〜ンとしたこれ以上静かなことないべってくらい静まり返っておった。
いや〜わしの家のあの騒々しい騒音から考えると全くうそのように、まるでスタジオのように静まり返っておった。ここは外か?って思うほどに。

でもその静けさをあんまり堪能しておると、熊たんが出てくるので沿うも行かない。なかなか静かなのも難しいもんやな。

そのヌルヌルの山道を降りてやっと下山。靴が肥溜めを歩いたように小汚くなっちまった。

山を降りてボロ宿へ。ってかこの宿のこと、今日8氏が観光協会の会長に聞いてみたら「あ〜、あれね、あれはいい加減つぶせよ」だそうで。しかも「苦情やったら多いんだよあそこ」だそうで。ハハハハハやね。そのつぶせよ、苦情多いところに今日も泊まるんですけどね〜。

そのあと、もうすることがないので8氏は写真をUPしたいとのことでデジカメがいかれるまえに撮った写真を撮りに部屋へ。ワシはホテルの駐車場の泥のところでドリドリ〜。
車が田んぼでもはいったかのようになっとりますわ。

ほんでもって今にいたってますわ。

明日は早々に羅臼を出、余裕があれば細岡に寄ってノロッコを撮って、釧路によって、大楽毛の8氏の知り合いにあってうるさく、不便な家ですわ。まあ、明日、雨っていうから泥落ちるよね〜(たぶん)

あ、またかわいい暴走族きたわさ。今日話ししてみようかな?野生生物みたいに逃げちゃうかしら?

No.(190)


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