こんばんは、落ちてた財布からゼンコ取ってから届けるのは犯罪じゃん。じゃ落ちてた財布ゼンコ拾い主が足して届けるのはどうなのかね?と思うレカ郎氏です。 意味ねえだろそんなこと。
でもこれって犯罪ではないよな。1割もらえる額が増える・・・わけでもないし。 同じく一千万入ってたジュラルミンケースに千円足して届けたらどうなるのかね? すげえバカくせえなこれも。
財布ならおおよそしか分からんけど、明確に一千万とか百万ってわかってるものを拾ってそこに自分で千円とか一万円とか足して届けた場合
「百万円の入ったバックを落としたんですが」
「あ、届いてますよ、この百万千円の入ってるやつですね」
「はい!?」
ってことになるわな。なんで増えてるの?もしかして金が子供産んだ?まさに金が金を呼ぶ世界・・・みたいな。 そんなことかんがえるやつぁいねえって。
それにしても寒い。6月だからね、こう寒くもなるってもんだ。 それは南半球の会話だろ。
いや、ほんと寒いんだよ。ここ最近羽根布団は足もとにたたまさったまんま置いてあるだけだったのに、久々にちゃんと伸ばして使ったもの。部屋もひんやりしてるしさ。この前まで灼熱でエアコン入れてたんだぜ?信じがたい話だよな。
梅雨の話が出てるのに、北海道じゃ石北、三国、北見峠で雪積もって屈斜路湖周辺でも10cm程度の降雪だったって言うじゃん。融雪剤散布車が出たらしいんだけど、よくすぐ出せたなと思って。もう整備とかに入ってたりするんじゃないの?
さらに10cmほど積もったところじゃ除雪車まで出たって言うからね。この時期に除雪車が出るってのは異例らしいんだよ。だって6月だよ?春じゃなく春は過ぎてもう夏に季節は移って来てるのに雪ってなんだよ、それ夏に降るものだったか?おかしいだろ。
なんかほんと春より寒いんでないかって感じするんだけど、どうなってんだい一体。季節だけタイムリープですか?この野郎。
で、今日はと言えばDVD返却行脚。まず近くの店で借りた分が今日期限で、先週遠くの店で借りた分が明日期限と。ただ明日はまた天気が怪しいってんで返せる時に返しに行っておこうと返しに回ったわけだよ。 天気もほんと安定しねえな。先々週までのアレはなんだったのか。
いや、まあそうなるとは思ってたし予測もしてたんだけどね。今はこうでもこの後・・・みたいな。ほら見たことか。
そんなわけでチャリで回ったんだけど寒い。せっかく着なくてよくなったジャンパー上下、今日もばっちりだしそれどころかチャリ乗ってたら手が寒い。気のせいかと思ったものの一応軍手してみたら寒くない。これは間違いじゃないんだね、ほんとにそれだけ寒いんだね。
・・・もうさ、これは1カ月前、もしくは10月の後半くらいのスタイルだぜ?今何月だよったく・・・。 ここまで来ると季節が逆戻りしたのか、それとも早く進んだのか分からんな。
遅く来たリラ冷えみたいなもんだけど、そんな律儀に来なくていんだって。会社も学校もリラ冷えも生理も遅れるのはよくない。 生理遅れるとその間もしや・・・と思っちゃうじゃねえか。
で、まず1軒目クリア。そして2軒目へ向かうわけなんだが、今日はさらに風も相変わらず強い。もうほんとず〜っととどまることを知らないな風は。風かけ流しだもの。 信号待ちしてる時チャリから半分降りて両足地面についてるのに突風にあおられてフラつくほどだもの。なんなの!?ってやつだな
で、2軒目ミッションコンプリート!と思ったらそこになんと知り合いが。 元主治医の患者仲間なんだけどさ、店の比較的近くに住んでるってのは聞いてたけどまさかこんなところで・・・。 ってかそいつ、時々遭遇するんだよな。ワシの行動範囲内に住んでるものの遭遇率的にけして低くないよな。確か2月に千歳行った時もバスターミナルで会ったし。
で、その知り合いから聞いて知ったんだけど、ワシの元主治医がGW前に死んだらしいんだよ。まああまり驚かないわな。あ〜ついに・・・って感じで。
ってのは前々から折にふれて言ってることなんだが、10年以上前脳梗塞で倒れて半身不随になっちまったんだよ。以来奥さんが面倒みたりして来たんだけど、奥さんも忙しくて書道の先生なんかもやってたんだよ。短大の講師で教えに行ってたり、海外の展覧会に出展したりしてて、結構あちこち飛び回ってたわけ。そうなると半身不随の旦那が困るじゃん。そこで病院、しかもワシが入院・手術した病院とか介護施設に預けられててその間ワシが面倒見に行ったりしてたわけさ。その時に「あ、ワシ介護無理」って実感したわけなんだが、その奥さんもおととしガンで死んじゃってさ。介護疲れもあったんじゃないかなんてみんな言ってたんだけど、まあ確かにそうだったんだろうな。だってその間転んで骨折しただの目が白内障だか緑内障だかになっただの、あっち悪いこっち悪いってやってたりしたからね。まあ骨折はよくやってたな。久々に顔見に行ったりするとまた骨折して・・・なんてよく言ってたもの。 だから奥さんもほんとに大変だったんだと思うんだけどさ。 その奥さんがおととし死んでワシも通夜には行ったんだけど、その時すばらしい書が祭壇に飾られてたりしたんだけど、この後誰が面倒みるんだ?と。逆ならまだよかったんだよハッキシ言って。奥さんが残る方だったらまだよかったんだろうけどね。
なもんだから正直元主治医が今回死んだことで遺族はある意味ほっとしたんじゃないかと思うんだよ。
脳梗塞の再発で死んだらしいんだよ。おととしの通夜で見た時が最後になったわけなんだが、その時かなり認知章も来てるなって感じだったわけ。おそらくワシのことなんかもう分からなくなってたはずなんだけど、そんなだからほんと遺族としてはほっとしたんでないかと思うんだよ。
しかしほんと不幸な医者だったよな。
医大をやめて開業医になってワシらを囲ったわけだけど、5年もやってなかったんでないか?ってぐらい短かったんだよ。そんなに行った記憶ないもの。病院開いて何年もしないうちに脳梗塞で倒れちゃったんだから。で、息子が医者なんだけどなんと脳外科医というね。だから父さんを助けてやれなかったことで相当悔やんだらしいんだな。 で、ウチの近所の内科医ですらその名を知ってるぐらいの医者だったんだけど、そんな名医、ワシの手術した時なんてまだ技術が確立されてない時代だった中、手術をやってのけたわけだけど、そんな名医だった人が半身不随で使い物にならなくなっちまったと。せっかく開いた病院も閉鎖、それどころかおむつ履いて暮らす生活だからね。まだその時はボケも入ってなかっただろうから、本人が一番絶望したんでないかと思うんだけど、そんな名医が今や身動きするのも苦労する、自分の体を自由に動かすこともできないような状況になってたわけだからさ。
で、おまけにあちこち悪くなる、奥さんは先に死ぬだもの。一応平均年齢の80歳前後である76までは生きたけど、そんな人生最悪だよな。ナンボ名医であっても倒れてからのことがそれまでの人生を全部を台無しにしたって感じじゃん。 知ってる医者はみんな「いや〜もったいないことしたもんだ」なんて言うほどだからね。
だから総括してみるとなんだか哀れな人生だったなってワシは思うんだよ。患者だってワシみたいにどんどん離れてっちまうし。いや、こっちも体のことだからさ、しっかりした医者に診てもらわなきゃ困るわけじゃん。 これも結構切ないものがあったと思うぜ。自分の患者が自分の後輩の医者に取られてくってのは。
まあそれで今の主治医にかかるようになったんだけどさ、どっちにしろ今の医者もその道では日本で5本の指に入るほどの腕前だって言う医者だから、医者にだけは恵まれてんだよワシは。主治医はたいした人物ばっかりなんだけど、患者がねぇ〜患者がクソだもんなぁ・・・。総合すると平均レベルになるってか?
ま、ある意味奥さんが連れてったんじゃないか? 「あなた、あんまり子供たちに迷惑かけてないで早くこっちいらっしゃ」みたいな感じでさ。
ワシは初めてリアルに旦那のことをナチュラルに「あなた」って呼ぶ奥さん見たもの。
本人としてもやっと自由になれたって感じなのかもわからんしね。
奥さんがハブ的な役割してたわけなんだが、その奥さんが死んじゃったもんだから全然今回のこと知らんかったんだけどね。一応新聞のお悔やみ欄に出てたらしいんだけど全然誰も気づかなかったな。
最後の方はあんなで自分の治した患者にめんどうみてもらうようなことになってたけど、ただ確かなのはその主治医が手術してくれてなければ今この場にワシはいなかったってことだろうな。それは変わらない事実だと思うもの。中学に上がるまでに寝たきりになるとか言われてたからね。まあその後2回目の手術するってなった時にやらなかったら半年程度って言われたんだけど。何回余命宣告されてんだワシも。
この2人がいなければ今日のワシはなかった、そういうことだよ。まあね、今の世の中しぶとく生き残るのがいいのか悪いのか分からんようになって来てるけど。
でさ、驚くのがなんとつい最近まで診察してたらしいんだよ。
されるんじゃなくしてたらしいんだよ。死んだってことよりそっちにワシは大変驚いたな。 いやね、半身不随になってからも診察だけはしてたんだよ。ってのは何度か全く違う病院に困ったぞってんでとりあえずかかってたんだけど、ふと調べたら見つけたわけ。それが2回目手術した病院で、それ以来そこにかかるようになったんだけど、満足に口もきけないような人が車いすで診察室に入って行く。どうみても患者なんだけど中で白衣着て医者になってんだよ。ドリフのコントみたいだろ?
まあ2回目の手術するって最終決定したのは結局その医者が「やらなきゃだめだ」って片言の日本語で言ったからで、それからその病院にいた今の主治医が担当になったんだよ。まるで運命的な出会いを果たした恋人同士みたいだべ?
非常勤の予約制でお座敷がかかれば出てくるって感じだったんだけど、そこまでは知ってるんだよ。ただ最近までそれをやってたって言うから驚きなんだな。
あまりの意外性に自分が診察される側じゃなくする方だよ? 奥さん死んでから最近までやってたってことなの?って何度も確認しちゃったもんな。
だってさ、おととしの通夜で見た時ですらこりゃかなり来てるなって状態だったわけ。で、その知り合いも奥さんが生きてた時代、まあ奥さん末期の頃だと思うんだけど、入院してた病院に訪ねてった時「誰々君が来たよ」って言ってもなんかわかってる風じゃなかったというか反応が薄かったらしいからね。
つまりいつからかは知らんのだけど、最低でもここ2、3年は病院に入院してて、お座敷がかかれば入院先から出てって診察するってわけの分かんないことしてたらしいんだよ。 ドリフの「もしも元気のない芸者がいたら」状態ね。
自分が患者で状態悪いのに自分より状態のいい患者を診察する・・・逆じゃねえか。
その知り合いだけかと思ったらもう1人患者がいたって言うから驚きだもんな。やっぱりそんなになっててもまだ患者がつくってのは実力がものを言ってるってことなんだろうさ。
ただもうカルテを書くって言っても字は全然書ける状態じゃなくて、幼児の落書き状態だったらしいね。
早い話最後の方はお医者さんごっこに付き合ってやてったようなものらしいな。
そういう場を提供する病院も病院だけど、ただ病院としちゃそんな医者でも診察すりゃ医療費儲かるからね。だからやりたきゃやらせとけってところもあったんでないかと思うんだよ。 ワシの主治医がそこから有能なスタッフ今の病院に引き抜いてっちゃったから売上も減ったことだろうし・・・。
しかもセカンドオピニオンではないものの、その元主治医の弟子が知り合いを診てるらしいんだよ。つまり普通1回でいいところを2回診察したりするわけだから病院にもそれなりに金が入るわけじゃん。それだものやらせるわな。 ただそんなヨヨイになっちまってる医者とももはや呼べないような、近年じゃボケ老人になっちまってるような人まで金儲けで使う病院ってのもすごいよな。
そういうのが嫌でもしかするとワシの現主治医は病院出たのかもしらんね。どうもその死んじゃった奥さんから聞いた話では、理事長とやりあったではないものの、うまく行ってない感じだったって言うから。
そのおかげでワシも主治医についてあるいてあちこち転々としたもんだ。
元主治医も医大を出た原因はどうも方針とかが気にいらなったかららしいって聞いてるからさ。
ワシの歴代主治医は病院に反発して出てってる、こういうことか・・・。
それにしてもほんとドリフのコント状態だったわけだよ。だってヘルパーに付き添われて車いすで来るヨヨイのじいさんがまさか医者だとは誰も思わんでしょ。常識を覆す医者ってか?
まあでも今までずっとかかってきてていきなり死んじゃったってなら「あ〜どうしよう、主治医がいなくなった〜」って慌てふためくわけだけど、もうとっくにワシをはじめとして患者仲間は次の主治医にかかってるからね。その点はまだ安心ではあるんだけど、でもその患者仲間はその医者が手術しなかったらこの世にいなかった連中ばっかしだからさ。ワシなんて軽い方でもっともっと重い重病のやつもいるからね。せいぜい小結くらいだよワシなんて。まあ2回目の手術で昇進しそうになったけど。 やっぱり横綱にはかなわん。だって横綱は何度も入退院繰り返した末に死んじゃってるからね。3年くらい前のことだけど。
ま、そんなこんなで1時間ほど話し込んでから帰って来たわけだが、しかしまあ医者でもやっぱり死ぬんだなと。それどころか坊さんだって牧師だってみんな死ぬじゃん。時間の死ぬのだけは格差はないよな〜。人生の長さに格差はあるかもしらんけど。
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